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ドイツの文豪、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ（Goethe）が没した日（1832年）。ライプツィッヒ大学で法律を学び、その後は政治家、自然科学の分野でも活躍した。ゲーテが生涯に渡って続けたのが文章の創作で、詩劇「ファウスト」、小説「若きウェルテルの悩みな」どで知られる。音楽家でも、フランツ・シューベルトの《魔王》に始まり、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、ロベルト・シューマン、フランツ・リスト、グスタフ・マーラーらの歌曲やオペラ、交響曲の題材となっている。
トマの最高傑作であり、ワーグナーもこの作品に興味を抱いたと言われる。洗練された抒情的な音楽ながら、その中にロマンティックで暖かな息吹が感じられるからであろう。初演から大成功を収め、半年間に百回も上演される大ヒットとなった。
ドイツの片田舎の旅籠の中庭。村人たちがくつろいでビールを飲んでいる。ジプシー娘の一団がやって来る。一行の団長ジャルノはミニヨンに踊りを命じるが、機嫌の悪い彼女は踊ろうとしない。
怒った団長はミニヨンを杖で打とうとすると、老辻音楽師のロタリオがミニヨンをかばう。学生ヴィルヘルムはピストルをかざして団長を脅かし、村の女優フィリーヌは団長に財布を与えてその場を収める。
ミニヨンはヴィルヘルムにお札の花束を捧げる。彼女は幼い時に人に誘拐された記憶を答え、そこはオレンジの花が咲く南の国だったと言う（「君よ知るや南の国」）。
心を打たれたヴィルヘルムが団長からミニヨンを買い取って自由にしてやる。喜ぶミニヨン。しかし、ヴィルヘルムにそれ以上の思いはなかった。何をいわんや、彼は女優フィリーヌに夢中だった。
Rise Stevens (Mignon)
Mimi Benzell (Philine)
James Melton (Wilhelm Meister)
Ezio Pinza (Lothario)
Donald Dame (Laerte)
Lucielle Browning (Frederic)
Mignon, opéra comique in three acts
Composed By – Ambroise THOMAS (1811-1896)
Conductor – Wilfred Pelletier
Orchestra – Metropolitan Opera Chorus and Orchestra
Met Broadcast of January 27, 1945
少年少女世界文学全集が毎月1日に本屋さんが届けてくれるのを楽しみにしていた。配達日にはワクワク、単車の音が待ち遠しかった。
支払いは全額事前に払い込まれているものだったので子供だけの留守番でも手渡してくれた。ときには郵便受けにはいってたことも思い出だ。
同様に、オペラ全集があった。第一期で30作品あったので、「シンデレラ」やロシアオペラ、「夕鶴」、現代オペラまで幅広かった。が、トマの「ミニヨン」目的で親にお願いした。
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